白血病になった時の話

人生で二度白血病にかかりました(現在は寛解しています)。その時の記憶を遡りここに記していきます。

北海道へ

f:id:storyofall:20190831155923j:image

こちらの病院で治療するのか、それとも北海道へ戻って治療するのかと医者に言われた僕です。

まず僕は親にまた病気になってしまったことを伝えました。

そして、この地で治療する事を伝えてその日は電話を終えました。

 

ですが次の日親側から電話があり、

『サポートも出来るしそっちで1人じゃ大変だろうから北海道で治そう』

と告げられ、やはり北海道に帰って治療しようと考え直しました。

 

思いかえせば…

今回健康診断での採血結果がおかしい事から病気の発見へとつなげることが出来ましたが、思い返してみると前兆がありました。

 

病気がわかったのが9月だったので、その4ヶ月前のことです。

丁度ゴールデンウィークが始まる日です。

僕は激しい頭痛と高熱で苦しんでいました。

前の日は何ともなかったのにその日から突然です。

熱は39度を超え、このままでは良くないとフラフラながらも車を運転しクリニックへ行きました。

どうやらウイルス風邪のようでした。

ウイルスは抗生剤が効かないので、解熱剤と鎮痛剤のみが処方されました。

熱が出たり痛みが強いとその薬を飲みました。

自然に治るのを待つしかないのでとても辛いです。

しかし僕の白血病はウイルスをやっつけるはずのリンパ球がおかしくなる白血病です。

リンパ球がまともに働いていなかったのかウイルスは中々治らず、結局ゴールデンウィークは全てウイルス風邪との戦いで潰れました。

 

北海道へ

再発と診断されてから1週間も経たないうちに僕は北海道へ帰ってきました。

そして次の日には病院に入院しました。

 

一通り色々な検査をしてからまた抗癌剤との日々が始まるのです。

『またか…やだなぁ』

そればっかり思っていました。