白血病になった時の話

人生で二度白血病にかかりました(現在は寛解しています)。その時の記憶を遡りここに記していきます。

麻薬

急性膵炎は膵臓の急性炎症らしく、とにかく痛みがすごかったです。

一般的にはアルコールの摂りすぎでなるイメージがありますね。

(チュートリアルの福田さんもそうだったはず)

その痛みを抑える為にかなりの量の医療用麻薬を使っていました


消えた痛み

医療麻薬の効果は絶大で、膵炎の激痛を抑えられるほどのもの。

その時僕は口内炎にも苦しんでいたのですが、その痛みはほぼなくなっていました。

口内炎は何もしなくても痛いので、痛みが無くなるってことはとても嬉しい事でした。


けど、いいことばかりではありませんでした。


副作用

何日も服用を続けていくと段々眠気が強くなり、いつでも眠いという状態になっていきました。

ふわふわベッドに浮いているような感じでとても常に心地良かったです。

全てを忘れて気持ちよくなれるようなこの感じ、麻薬をやめられない人の気持ちが分かった気がしました^^;


麻薬を続けていくに連れ、症状はふわふわ以外にも出始めました。

どこからか知り合いの声が聞こえてきたり、枕元にお医者さんが立って僕に話しかけてきたり。

嫌な感じはしません。

むしろ心地良かったです。

そのうちに女の子がやってきて、ベッドに腰掛けました。


幻聴、幻覚です。


看護師さんに

「ここに女の子が座ってるー」

と伝えると、看護師さんは

「ちょっと待ってて」

と部屋を出ました。


すぐにお医者さんがやってきて、麻薬を減量しました。

結構まずい状態だったらしいです(⌒-⌒; )

今はかなり薄れましたが、暫くはその気持ち良さを忘れられずにいましたねw

麻薬は一回やってしまったらもうダメってのはよくわかります。