白血病になった時の話

人生で二度白血病にかかりました(現在は寛解しています)。その時の記憶を遡りここに記していきます。

激痛

最初の抗ガン剤が終わりました。

白血球が下がるのも早く、すぐに病棟から出る事を禁じられました。

それでも、個室から出られず、看護師か見舞いに来る母親にしか会えなかった昔の入院生活よりかはかなりマシに思えました。

 

 

第2の治療

次に使う抗ガン剤はロイナーゼ。

子供の時の治療にも使ったものです。

基本的に子供に使う薬らしいですが、僕はギリギリ使えるとのこと。詳しくはよく分かりません。

8日間くらい毎日数時間連続で流す薬です。

アレルギー反応が出やすい為、心電図を付けながらの投与でした。

 

異常 ?

初日の投与時に異変は起きました。

何か喉が狭くなるような感じがして息苦しさを感じたのです。

そのことを医者に伝えると、抗癌剤は一時中止になりました。

アレルギーを抑える薬を投与すると症状は改善しました。

医師の判断で抗癌剤を再開。

今度は問題も起こらず、無事に治療を終えることが出来ました。


痛み

ロイナーゼ投与4日目の夜。

この時の僕は、副作用で口内炎に悩まされていました。

喋れはするものの、飲みづらい薬は一旦飲むのをやめていました。

その中には胃薬も入っていました。


消灯前、僕はお腹に違和感を覚えました。

なんだかお腹が痛い気がする。

それを看護師さんに伝えると、胃薬を飲まなくなったせいかな?ということになり、カテーテルから流し込むタイプの胃薬を投与してその日は休みました。


激痛

突然の痛みに僕は目を覚ましました。

お腹をガンガン殴られてるような訳の分からない痛みに僕はもがきました。

痛み止めの飲み薬も点滴も試してみましたが、全く効きません。

医療用の麻薬を大量に投与し、やっと痛みを抑えることができました。


血液検査の結果、急性膵炎だということが分かりました。

これらロイナーゼが起こす可能性のある副作用の一つでした。