カテーテル
ここでいうカテーテルとは、中心静脈という太い血管に入れる点滴の管のことです。抗ガン剤や腎臓を守る為の点滴、高カロリーの栄養の点滴などを流す為に使用します。
中学生の入院時と社会人での入院時では違いがありました。
昔のカテーテル
僕の場合は右側の鎖骨の下からカテーテルを挿入しました。
刺す時は変に動かないようにとの理由で、眠くなる薬を投与してから処置しました。
カテーテルは抜けないよう皮膚に縫い付け固定します。
今でもその跡が若干残っています。
採血はこのカテーテルから血を引く事ができ、いちいち皮膚から刺される事がないので楽ではありました。
風呂に入る時は水が入らないように、回りに防水テープをペタペタ貼っていました。
風呂上がりにはそこを消毒します。
カテーテルはトラブルがない限り、退院するまで刺しっぱなしです。
新しいカテーテル
骨髄移植を行う時は、昔と同様に鎖骨の下あたりからカテーテルを挿入します。
しかし、抗がん剤による寛解導入療法、地固め療法を行う時は、PICCカテーテルという管を入れて治療しました。
PICCカテーテルも太い血管に入れることには変わりないのですが、二の腕から挿入すること、特に縫い付けたりはしないことに違いがあります。
成人になったこともあり、局部麻酔のみで眠くなる点滴は使用しませんでした。
血管を探られるような感じに違和感がありましたが、特に問題なく終えられました。
はじめのうちは管が寝てる間とかに抜けちゃわないか心配でした(⌒-⌒; )
(抜けることはなかったです。)
昔はカテーテルから採血出来ていましたが、それは無くなって普通に皮膚からの採血になりました。
これは少し不便になりました。
採血苦手な人は毎週3回以上あるので地獄です(⌒-⌒; )
シャワーに入る時も刺し口を防水テープで貼ることはしません。
逆に綺麗に洗った方が清潔とのこと。
勿論終わった後の消毒はします。
(湯船に入るのは不衛生とのことでなくなりました。)
昔は退院までずっと刺しっぱなしのカテーテルでしたが、今は熱が出るとすぐ抜くように変わっていました。
管に菌が付着している可能性があるかららしいです。
カテーテルを刺すのも処置する場所に行って局部麻酔して変なところに管を通さぬようにやるので楽じゃありません。
僕は2、3回刺し直しました。
因みに熱が出たら両腕から採血をします。
より正確に検査結果を出す為です。
最後に
昔と今でかなり色々と変わっていました。
楽になった事もあれば大変になった事もあります。
でも全ては医学的な面から見れば良くなっているのでしょう。
ざっくり考えても僕は人生で100回以上は採血の針を刺されてるでしょうね( ̄◇ ̄;)